2015/12/28

2016年の米国市場、慎重にならざるを得ない数々の理由 2/5

理由1 このブル相場は「年を取り過ぎている!」
 
ブル相場は単に年を取って死ぬことはない。ただ相場が年を取り過ぎてかつ、投資家が慎重になり、投資対象に好き嫌いが増え始めるとそれは危険なサインである。
 
それは7年近く続き、3番目に長いこのブル相場も例外ではない。もし3月まで続けば、ウォールストリート史2番目に長いブル相場となる。
 
さらに1930年の以降の16回のブル相場で、4番目に高い上昇率のブル相場でもある。
 

 
理由2 証拠金債務(証券担保債務)が今もなお高水準
 
5月にNYブルーチップ株がピークを付けた2ヶ月ほど前、個人の信用取引における借入債務が新高値を更新した。そろそろ限界点に達しつつあるのではないか。
 
この証券担保債務は通常、ブル相場の最終局面で「過剰投機」を反映するものである。株式投資への借入残高を示すと同時に、心理的な限界域を表していると言える。
 
最終的に証券担保債務はホットマネーであり、一度相場がベアに転ずればそれは逃げ足の速いマネーである。まだその地点には到達していないものの、そう先のことではないのではないか。
 
さらに、過去の証券担保債務のピークは後のベア相場のきっかけになることが多い。特に1987年、2000年、2007年に始まったベア相場の際にはそれが顕著である。
 
もし証券担保債務がピークをつけ、下降開始が決定的となり、仮に2年安値程度まで落ち込むことがあれば、ベア相場入りはほぼ確実である。
 
そしてそれは、よりディフェンシブな投資へと切り替えざるを得ないことを意味する。もちろんその際は読者にしっかりとお伝えしていくつもりである。
 
※旧サイトより抜粋
 

セミリタイア ブログランキングへ


社会・経済 ブログランキングへ