2016年2月13日
■異常な高ボラティリティが示すブルとベアの綱引き
既に、過去12ヶ月以上ウォーニングフラッグが高まり続けている。これに伴って我々の投資戦略もポートフォリオも、よりディフェンシブな方向へと舵を切ってきた。
年明け早々から、各紙のヘッドラインを賑わせるほどの歴史的な酷い相場となったこともあって、以降、我々もやや慎重になり過ぎた感はあるが、パフォーマンスを追い過ぎるがあまりこれまで何年もかけて育ててきた果実を失っては元もこうもない。
年末に述べた通り、2007年や90年代末がそうであったように、ボラティリティの顕著な増加はベア相場入りを明確に示していると言っていい。
もちろん、年初の5週間だけでその年の残りの期間を語ろうとすれば、誤った方向性や危険を伴いかねないが、年初の日々のボラティリティの高さには少し疑いの目をもって見た方が良さそうである。
上下方向とも、あのような極端な高ボラティリティはブルとベアの綱引きを意味し、今のところブルが劣勢に立たされていると言える。
同じく、我々の指標も弱さを示す範囲内に留まっており、ウォーニングフラッグは今も改善していない。市場参加者も減り、牽引役がないのも問題だ。
しかしながら、同時に、テクニカル指標が示すベア相場入りは強いものの、ほとんどの経済指標は一定の回復を示していてその先にある景気後退を反映していないちぐはぐさも残る。
よってこれは、比較的早期に終わるベア相場か、あるいはここから直ぐにでもマクロ経済面でネガティブサインが確認され、マーケットの主流にも影響が見え始めるかのどちらかではないか。
ここから先、何を見ていくべきかを後述する。
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